1.ロングトーン
基礎練習の中で特に重要になってくるのが、このロングトーンです。
どんな練習かというと、単純にプーーーーっとひとつの音を伸ばすだけの練習です。
一見、単純で簡単にできそうな練習ですが、実はとても奥が深く長い間やっている方でも
日々の練習の中に取り入れている練習です。
また、このロングトーンは第4章で紹介した腹式呼吸・アンブシュア
・タンギングが
重要になってきますので、ときどき戻りながら確認してください。
さらに、練習の前にもう一度第4章を確認してやるとより効果的かもしれません。
この練習にはチューナーが不可欠になってきますので、
持っていない方は揃えておいてください。
◆ロングトーンはなんのためにやるのか?
まず、この単純で退屈なな練習がなんのために必要なのか?
理解しているのとしていないのとで大きく違うと思います。
1.まっずぐな揺れのない音出しをできるようになるため。
2.正確な音程の音を出すため。
3.音色を良くするため。
4.音程によって音色が変わらないようにするため。
5.アンブシュアを整えるため。
6.より長い間吹いても息が続くようにするため。
◆ロングトーンのやりかた
1.まずチューニングをします。
チューニングのしかたを参考に、中音のC#に合わせてチューニングをします。
2.立った目線の位置にチューナーを置きます。
ロングトーンのときはなるべく立ってやるように心がけてください。
腹式呼吸の解説の中でも触れましたが、座るよりも立ったほうが音は出やすいです。
3.順番に各音階をロングトーンしていきます。
ロングトーンする音階については、いきなり高音域をやっても音は出にくいと思います。
次のような順番でやるといいでしょう。
STEP1 中音C#〜中音Gまで下がっていく。
中音C#〜高音F#まで上がっていく。
STEP2 中音C#〜低音Dまで下がっていく。
中音C#〜高音Cまで上がっていく。
STEP3 中音C#〜最低音Bbまで下がっていく。
中音C#〜最高音F#まで上がっていく。
はじめのうちはSTEP1を練習して、
出来るようになったらSTEP2というように進んでいきます。
◆ロングトーンの注意点
@腹式呼吸・アンブシュア
・タンギングをちゃんと守って吹く。
A音の出だしのタンギングに気をつける。

なってしまいがちなのが、上図のように出だしに音が大きく出てしまったり、大きく乱れてしまうことです。
これはチューナーの針の触れの大きさでよく分かると思います。

このように出だしから音を一定に出せるように心がけてください。
B音を常に一定に安定させる。


上図のように音がふらつかないように、一定になるように心がけてください。
C音程を整える。
チューナーを見ながら音程を整えます。
ただし、音程を変えながらロングトーンすると音が不安定になってしまいます。
まず@〜Bができたら気にするようにしてください。
D唇を噛みすぎない。
特に高音域になってくると、音が出にくいので唇を強く噛んで音を高くしようとしてしまいがちになります。
高音は息のコントロールで鳴らすように心がけてください。
コツは「10cm先にあるストローの先に息を吹き込むように」息を尖らせるように吹くことです。
E音色をイメージして吹く。
この部分は理屈ではなく感覚の部分なのですが、
自分の目指すミュージシャンの音などをイメージしてそれに近づくように吹きます。
この部分では、練習だけでなくどれだけたくさんの曲を聴いたか?という
部分が大切になってきます。また、生演奏でサックスの音をたくさん聴いておくことも
上達への大きなポイントになります。
音楽に感激した分だけうまくなれる部分でもあります。
F可能な限りどこまでも長く、大きな音で吹く。
◆お役立ち!ロングトーン管理表
これは筆者自身のオリジナルですが、実際にロングトーンをやる際に使っていた管理表です。
使い方は簡単!チューナーを見てロングトーンしながら音程や針の触れに印・注意点をつけて
いくだけです。
これを毎日の練習のなかでつけていると、自分のどこが悪いのか発見しやすく改善もしやすい
ので、ぜひプリントアウトして使ってみてください。
まずサンプルを見て書き方を参考にしてみてください。
サイズはA4サイズになっています。
使い方サンプル
ロングトーン管理表
何かご質問等ございましたら、遠慮なくサックス会議室にてご遠慮なくおっしゃってください。
何かお力になれることもあるかもしれません。